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SEM手法その➁リスティング広告

前回の記事でSEMの手法の一つである、SEO対策についてご紹介させて頂きました。
今回はSEMのもう一つの手法である、リスティング広告を紹介させて頂きます。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、ユーザーが検索した検索結果に連動して上部に表示される、クリック課金型のWEB広告になります。「検索エンジン連動型広告」とも呼ばれています。
広告料を支払い、検索結果の上位に表示することができます。上位に表示されれば、サイトを見てくれる人が増えますので、その分結果が出やすいということになります。

スティング広告の費用


一般的なWEB広告は表示回数や表示期間で費用がかかってきますが、リスティング広告は、広告をクリックされた回数に応じて費用がかかってきます。
※クリック課金制
クリックされた時に発生する広告の料金は広告主が自由に設定した入札価格と広告の品質をもとに決定されます。
計算式:【1クリックの単価】×【クリック回数】=広告費用

広告費用の設定は入札形式


広告料金の設定は、入札形式で行われます。
例えば「保険」「キャッシング」などのようなキーワードは検索する人がたくさんいるので1クリックあたりの単価も高くなります。
一方で「保険 弁護士特約」や「キャッシング 金利」などのように、キーワードを絞り込めば検索数も減りますので、単価が安くなるという仕組みです。
広告を表示させるためには最低入札価格以上での入札が必要になります。一般的には検索数の多いキーワードほど、最低入札価格も高くなる傾向があります。

提供したい商品が「北海道産のチーズケーキ」の場合は、「チーズケーキ」で広告を出すよりも「北海道 チーズケーキ」で広告を出した方が、商品に関心のあるユーザーに直接アピールすることができ、顧客獲得につながる可能性が高くなります。

リスティング広告のメリットとデメリット

メリット
・サイトの閲覧数は確実に上がる。
・狙ったキーワードに広告を出せるため、成約率が高い。
・クリック課金制で少額から始められる。
・ターゲットの地域や商品の特徴を絞れる。

デメリット
・検索されやすいキーワードはクリック単価が高い。
・競合相手等が嫌がらせでクリックする可能性がある。
・競合が多く、費用対効果が合わない分野がある。
・運用の腕によって効果が変わる。

まとめ

SEO対策は、一般的に上位表示されるまで時間がかかり、中長期的な対策が必要になります。
対してリスティング広告は、広告費用をかけることで検索結果の上位に表示させることができるため、すぐにアクセスを集めることが可能です。
サイトを運営するときは、リスティング広告だけに頼らず、しっかりサイトの価値を高めるためにSEO対策を施しながら、リスティング広告を活用するのが良いでしょう。
ただし、扱う商品やサイトの中身・業種によってはSEO対策を無視して、リスティング広告だけで成果を狙う方法も有効です。
自身のサイトがどちらを選択するのがベストか、しっかりと仮説を立てたうえで実行し、検証を繰り返して、改善しながらWEB戦略を展開するのが望ましいです。

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